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統合失調症は身近な病気

有病率を見ても明らかですが、統合失調症という病気は、決して特殊なものではありません。

もっと身近な、私達の周りにも、そして私たち自身にも存在しうる病気と考えていいかと思います。

有病率0.5%~2%という数字がどの程度なのかというのを認識するため、他の病気の有病率の例を挙げてみましょう。

まず、喘息。

学校のクラスメートの中に、恐らくは一人や二人はいるのではないかと思われる病気ですね。

この喘息で、有病率3%程度と言われています。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍で、1~2%です。

つまり、こういった病気と統合失調症はほぼ同じ割合、同じ数の患者がいるということです。

喘息や胃潰瘍が特殊な病気であるという認識は、まずないかと思います。

ありふれた、よくある病気のひとつですよね。

つまり、統合失調症もまた、そういう病気の中のひとつという事です。

精神分裂病と呼ばれていた頃は、こういった考え方がなかなか認められませんでした。

極めて特殊な病気で、そんな病気にかかっている者が身内にいることは恥ずかしいとさえ言われていました。

それが重大な誤りである事に社会が気付いたのは、つい最近の事です。

そう考えると、社会は病みつつも成長していると言えます。

統合失調症が身近な病気であるという事の証拠のひとつに、多くの著名人がこの病気で苦しんでいるという事実が挙げられます。

例えば、あの有名画家ゴッホも、統合失調症の患者だったと言われています。

これについては正しいかどうかはわかりませんが、そういう説があるということです。

また、ジョン・ナッシュというノーベル経済学賞を受賞した数学者や、画家で小説家の草間彌生さんもこの病気の患者だったと言われています。
この例からもみてとれるように、統合失調症は文化人に多く見られる病気と言われています。